ダイエットを継続していくと初めのうちは少しずつでも順調に体重が減っていくのではないかと思います。
しかしながら、その後しばらくすると体重が変化しない期間に突入することがあるかと思います。一般的には「ダイエットの停滞期」と呼ばれている期間のことです。
今回は「ダイエットの停滞期」に陥る理由をご紹介しようと思います。
①代謝の調整
ダイエットを始めると、体はエネルギー摂取量の減少に対応しようとします。代謝率が低下し、カロリーを効率的に使用するように調整されます。この結果、初めは体重が減少しますが、代謝が適応すると減速し、体重が停滞する可能性があります。
②筋肉の増加
ダイエット中に筋肉を増やすための運動やトレーニングを行う場合、筋肉の量が増えることがあります。筋肉は脂肪よりも密度が高く、同じ重さでも体積が小さくなるため、体重自体は変わらないかわずかに増えるかもしれません。これにより、体重が停滞することがあります。
③水分の変動
ダイエット中に水分の摂取や排出が変動することも、体重の停滞を引き起こす可能性があります。一時的に体内に余分な水分が貯まることや、逆に水分が不足することがあります。水分の変動によって体重が変動し、一時的に停滞することがあります。
④適切なカロリー摂取量の設定
ダイエット中は、カロリー摂取量を制限していることが一般的です。最初は体重が減少しますが、体が適応して基礎代謝を下げるため、摂取カロリーが適切なバランスになると体重の減少が停滞することがあります。この場合、適切なカロリー摂取量を再評価する必要があるかもしれません。
これ以外にも個人ごとに様々理由があるかもしれません。
停滞期という体重の変化しない時期が訪れることを知っておき、その期間になっても嫌になったり、効果を実感できなかったりしますが、そこでダイエットをやめてしまうことなく継続することが重要です。停滞期は一時的なものであり、継続的なダイエットやライフスタイルの変化によって克服できることがあります。適切な栄養バランスの摂取や運動のバリエーションの導入など、戦略の見直しを行うことで、体重の減少が再び進む可能性があります。
最後に注意点になります。
停滞期が長く続く場合や健康上の懸念がある場合には、医師や栄養士に相談することをおすすめします。特にダイエットを健康目的で取り組む方は、ダイエットで無理をして健康を害したなんてことになると元も子もありませんので。