
歳を重ねていくと代謝が落ちるという話は誰もが聞いたことのあることではないでしょうか?
10代~50代以上で各年代の基礎代謝は次のようになっているようです。
10代:1300-1800 kcal/日
20代:1400-1900 kcal/日
30代:1400-1900 kcal/日
40代:1300-1800 kcal/日
50代以上:1200-1700 kcal/日
※活動レベルや身体的な特徴(身長、体重、筋肉量など)によって変動します。
数値としては、上のような感じですが、実際この数字ってどんなものなかイメージできないと思いますので食べ物に例えてみます。
①ハンバーガーとフライドポテト
典型的なハンバーガーセット(ハンバーガー、フライドポテト、ソフトドリンク)は約800-1000 kcal程度です。
②ピザ
一枚の中サイズのピザ(8つ切り)は約1500-2000 kcalです。
③ごはん、おかず、サラダセット
ごはん1杯(約150 g)におかずとサラダを合わせると、おおよそ500-700 kcal程度になります。
30代だとピザ1枚分のカロリーが基礎代謝として消費されているということです。
ところで、ここまで当たり前のように使っていた「基礎代謝」ですが、そもそも何?どこでどう消費されているの?といった疑問があるかと思います。
簡単にまとめると、まず、どこで消費されているかというと、「脳」、「心臓・循環器系」、「呼吸器系」、「筋肉」という感じでほとんど全身となります。つまるところ、人が生命を維持するために必要な最低限のエネルギー消費量のことになります。
では、その基礎代謝が落ちる原因ですが次のようなものがあります。
①筋肉量の減少
年齢とともに筋肉量が減少する傾向があります。筋肉はエネルギーを多く消費する組織であり、筋肉量の減少によって基礎代謝も低下します。
②代謝活動の減少
年齢とともに代謝活動が減少することがあります。代謝活動は細胞内での化学反応や組織の修復などを指し、これによってエネルギーが消費されます。
③ホルモンの変化
年齢とともにホルモンの分泌量やバランスが変化することがあります。特に女性の場合、更年期におけるエストロゲンの減少が基礎代謝の低下に関連していると考えられています。
次に基礎代謝の低下を改善するには次のような対策があります。
①適切な栄養摂取
②適度な運動、筋力トレーニング
③個人の健康状態の改善
④生活習慣の改善
何と言いますか結局やるべきことは昔から言われているような食事・運動・生活習慣ということになってきます。
基礎代謝だけでダイエットするということは難しいですが、ダイエット+適正な基礎代謝のセットでスムーズなダイエットに取り組んでいきたいです。
